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時 計

カヤの木の時計
造園業に従事する弟からカヤの丸太を頂きました。
直径15センチ位の通直な丸太。
工房に運ばれてきたときにはまだ枝葉もついていていくらか成長していました。
樹皮は柔らかく、力を強く入れて扱うと樹皮の表面が用意に剥がれ落ちそうです。

甥の結婚のお祝いに作成
材を何にしようかと考えている時に
カヤの木は古木化しても一向に生命力は衰えず、毎年秋になると、たくさんのかやの実を落として、子供たちや、福縁にあずかろうとする地域もああるそうです。そんなおめでたい木の時計は結婚のプレゼントにぴったりだと思います。

杉の丸太の時計
とてもきれいな杉のしぼり丸太が手に入りました。
枝が何か所かに入っていて柱などには向かなかったのかもしれません。
この枝の跡が森の時計にはおあつらえ向きなのです。
杉の木がトトロの森から時計になって歩いてきたのだと勝手に思っています。
秒針は針葉樹をモチーフに削ってつくりました。

アマビエ時計
「私を見つめて・・・」
2020年の最初の頃、新しい疫病がまん延しだしました。
そのころ、日本の伝説の中の「アマビエ」という妖怪を見つめると感染しない、早く治癒するなどと言う話がでていました。
怖いアマビエ、楽しいアマビエ、可愛いアマビエ、いろんなアマビエが飛び回りました。
そこで、私はアメリカの先住民のハイダ族風のアマビエをオリジナルデザインしてみました。
ウッドバーニングペンで焼き、時計に仕立てました

いちょうの時計
近所運動公園で毎年、樹木の剪定作業が行われていました。作業員の方に声かけて腕に一抱え、数本持ち帰りました。
「いちょう」は材として毎日の生活にすでに入り込んでいます。
木工ろくろで挽いていると、あの銀杏によく似た香りが漂い、挽く刃物からは水しずくが飛び出してきます。
昨日まで生きていたんだ、と感じます。
文字盤にいちょうの葉をあしらえました。

ケインの時計
私の森にはかつてケインという名のラブラドールレトリーバがいました。
森の時間に犬はとてもお似合いでした。番犬としても散歩のお供としても。
そのケインの写真を森に居た証として時計の文字盤に貼り付けました。
「モトポッジ」という名の液体の材料で電子コピーのトナーの部分だけを剥離させて貼り付けました。

ラブ時計
私の森にはかつてケインという名のラブラドールレトリーバがいました。
森の時間に犬はとてもお似合いでした。番犬としても散歩のお供としても。
そのケインのイラストを、森に居た証として時計の文字盤に焼き付けました。
ペン立てにも、一輪挿しにもなります。
文字盤にはカバー等はありませんが秒針が掘り込みの中に入るよう窪ませてありますので平面であれば前に倒してもこわれることはありません。

センの木の時計
南会津に「きこりの店小椋」といういろいろな木材を売っているお店があります。尾瀬探訪の帰途、時々立ち寄ります。その時に木目のきれいな「センの木」の端材があったので買ってきました。
さて、これで何を作ろうか?、と考えている時間が一番楽しい時間。
センの木はハリギリとも呼ばれていて家具や楽器などにも使われているそうなので、時計の文字盤に使ってもきっとお似合いの木目を出してくれるだろうと思い材を一段掘り下げて全面に倒しても針が壊れないようにしました。
センノ木の葉はカエデのような形をしていてとても大きいです。その葉をモチーフにして文字盤にあつらえました。秒針はセンの木の花をレーザーで描いてあります。

ラブラドールレトリーバの時計
大好きなラブのケインがおおいぬ座のシリウス星に旅立って何か月か、ケインの思い出になるような時計をと思い何個か作ったうちの一個。
隣の森が伐採された時、頂いた杉の木をもらってきて作りました。
長針・短針は木の葉を、そして 秒針にはハートと犬の肉球をモチーフにして作成しました。
文字盤には陽気なラブの姿をレーザーで描きました。



サクラソウの時計
クリエーターの森の近くには今は少なくなった野生のサクラソウの群落があります。
そのサクラソウの花をモトポッジして時計の文字盤にしつらえました。
秒針はヒノキの薄い板を使いサクラソウの花のピンクで着色しました。
机の上がいつも野のサクラソウのピンクで春のよう。
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